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まず腓腹筋とは、ふくらはぎの筋肉の中でも大きな部分を占め、歩行やジャンプ、ランニングといった運動に重要な役割を果たします。
腓腹筋損傷の原因は?
1. 急な動作: 急に力を入れる動作や、急激な方向転換が腓腹筋に過度の負担をかけることがあります。
2. 過剰な使用: 長期間にわたる激しい運動や繰り返しの負荷により、腓腹筋が疲労して損傷しやすくなります。
3. 筋肉の硬さ: 運動前の十分なウォーミングアップが不足している場合、筋肉が硬直しており、負傷のリスクが高まります。
グレード1の腓腹筋損傷とは?
腓腹筋の損傷は、その損傷の程度によって異なる「グレード(段階)」に分類されます。グレード1は、最も軽度な損傷を指します。
グレード1の腓腹筋損傷は、筋繊維の一部が軽く引き伸ばされたり、小さな断裂が生じたりする状態です。
グレード1の特徴と症状
運動時の痛み: 運動中や動作時に軽い痛みが感じられますが、通常は大きな制約なく歩行や日常の動作が可能です。
筋肉の張り感: 痛みとともに、筋肉が張った感じや違和感を覚えることがあります。
腫れや内出血は少ない: 腫れや内出血はほとんどなく、触られた時の痛みも重症度が低い分あまりありません。
回復は早い: 数日から2週間程度で回復することが多く、適切なケアを行えば、長期間の運動休止は通常必要ありません。
筋組織の回復には一般的に2週間は必要です。
グレード1の損傷は軽度であるため、2週間適切なケアを行えば比較的早期に通常の活動に戻ることが可能です。
しかし、今回八村選手は腓腹筋損傷を短期間で2度負傷していることもあり、あまり無理が出来ない状態になっている為、通常のグレード1より慎重に怪我の治療に臨む必要があります。
NBA/FIFAのルール規定により出場が厳しくなった事は本当に残念だが、怪我をしている選手を無理に出場させないのが一般的かと考えます。
八村選手が1日でも早く競技復帰出来ることを願っています。