【院長コラムを始めるにあたり…】
令和3年1月12日
いつも、ひらの接骨院を利用いただき誠に感謝しております。
首都圏は、1月8日より2回目の緊急事態宣言が発出され、皆様におきましては不安を抱えながら過ごされている方も少なくないかと思います。未知のウイルスに対し、国の検証が追いついていない部分もある中で、WEBや報道各所の情報が錯綜し、また(俄)専門家もTV内には溢れ、これほど「正しい情報を得る」ことに苦労するとは思いませんでした。そんな中でも、皆様には昨春から変わらずにご利用いただき改めて感謝しております。本当にありがとうございます。
さて…これまで、当院の方針として、勤務スタッフには特にコロナについて「不確かな情報で不安を与えぬよう」しておりましたが、皆様との会話を伺っておりますと、「情報源」「内容」ともに不確かで、明らかに間違えではないかという情報もあると感じることがございました。私自身も、TVはあまり見ないのですが、WEBからの情報取捨選択が容易ではありませんが、医療業界の28年間で培ったものが、皆様の不安解消のために何かお役に立てないものかと考えました。
そこで「院長コラム」をスタートすることにしました。
そもそも、TV・雑誌など、巷には健康情報が山のように溢れている割に、中には「健康を害してしまうもの」もあります。また自分に合った健康法かどうか判断できない物もあるでしょう。
⑴ 外傷治療
⑵ 慢性痛治療
⑶ スポーツ外傷
⑷ ゴルフコンディショニング
⑸ 予防医療の必要性
を主体として診療させていただいておりますが今後は、⑸の日本が最も弱いとされている「予防」という分野も必要でしょう。
わたしは、医療の業界に就いて28年になりますが、現代医療の主流は、西洋医学。Evidence based medicine すなわち根拠に基づく医療です。
そして根拠とは、ニュートン力学に基づく解析のこと。これは体を機械の部品と見立てた時には功を奏する観点です。故に、対症療法としては十二分なる力を発揮し、多くの命を救う一助となります。しかし誰もが分かるように、人間は機械の部品の寄せ集めではありません。感情があり、思考があり、言葉行動があり、そして意志がある存在です。病の本質的な部分にメスを入れようとした時、人間存在そのものを見る目を持たなければならないことは火を見るよりも明らかです。そしてそれは西洋医学がここまで台頭する以前よりある、それぞれの国や地域に根ざした伝承療法や施術の中に脈々と受け継がれている中にその片鱗を見ることがあります。
私が所属し理事を務めている国際和合医療学会は、西洋医学に足りないものを伝承療法で補い、伝承療法の見えづらい部分を西洋医学で明らかにしていていき、弁証論の如く正反そして合と医療次元を変えていきます。主に医師・歯科医師を中心とした組織ではありますが、柔道整復師・鍼灸師のような伝承医療の資格者とも医師と並列な関係を築いている国内では珍しい学会です。
この学会には、毎週木曜日の夕方から開催されるため、その時間に関しては弘明寺を離れますが、今後の院長コラムにて、新型コロナトピックスに限らず、予防医療の革命と言われる腸内フローラ(検査)・乳酸菌摂取・遺伝子についてなど、皆様の健康のお役に立てる情報をお送りすることができたらと考えております。
初回は、コロナ関連の検査について解説します。