先週木曜日に森ゼミに参加してきました。
テーマは「ゴルフスイングの原理原則と流行りのスイング」についての勉強会でした。
ふと、自分がなぜゴルフスイングを学んでいるのか考えました。今さらティーチングプロを目指しているわけでもありません。しかし、治療やトレーニングに来る患者さんやプロ選手たちとの会話の中で、必ずゴルフスイングの話が出てくるからです。
トッププロは自分のスイングや取り組みを明確に理解し、しっかり説明できるものです。一方で、まだそこに至らない選手は、取り組みをコーチや他人に任せている部分が多いように感じます。もちろん、彼らも自分が何をしているのかは理解していますが、進むべき方向性や、コーチが導こうとしている道筋を十分に理解していないことが時々あるのです。そして多くのアマチュアゴルファーは、指導者に全てを委ねてしまう傾向が強いようです。
私の接骨院では、体の改善の方向性を一緒に考えることが大切だと考えてきました。理解を持たずに進めるよりも、ある程度の理解があった方が、最終的な成果に繋がりやすいと感じています。だからこそ、ゴルフスイングの話題もこちらから話すことがあります。しかし、受け身のままではいけません。中には「平野先生にすべて教えてもらいたい」と言われることもありますが、それは正しいアプローチではないでしょう。
治療やメンタルケア、トレーニング指導、さらには食事管理まで一人の専門家が全て行えたら、それが一番効率的だと思われるかもしれません。しかし、私はそれが本当に最適なのか疑問に感じます。それぞれの分野には専門家がいて、それぞれが深く掘り下げているからこそ、最良の結果を出すことができるのだと思います。全てを一人で担うのではなく、適切な指導者と協力しながら進めることが、選手にとっての最善策だと信じています。