予防医療

予防医療にたどり着くまで

私が予防医療に興味を持ち始めたのは、15年前程に遡ります。
当時は施術スタッフも10名の大所帯、患者様も毎週末は玄関前に行列ができることもあり来院記録更新の日々。沢山の患者様が来院され大変ありがたい経験をしましたが、それだけ痛みの取れない方が多いと同時に気がつきました。

そのまま、より多くの来院数を目指すのか、スタッフともかなり激しくぶつかったことを思い出します。私が進みたい方向の一つは、トレーニングや運動療法ができる柔道整復師でした。
新しいことを始めようとすると、「院長でた!また思いつきだ」と口にするスタッフもいましたが、誰もわからない「未来の姿を先に想像出来た」というわがままな理由で、一人1つは「スポーツトレーナー資格」を取得するよう社内に促しました。

お陰様で、当時戸惑いを与えたものの、その時の方向転換は、独立した門下生や同門の後輩たちの日々に生かされているものと思っています。そしてもう一つの方向は、「痛みを予防する」ことにありました。当時の接骨院は、主に保険診療の外傷の患者様が中心、所謂急性症状。
しかし評判を聞き来院される方の中には、明らかに慢性と言える患者様もいれば、専門医で全く解決せずに悩まれていた患者さんも多く見受けられる。なぜこうも肩こりや腰痛、そして不眠の方が多いのか、単に運動不足だけではないはずだと考えながらも、その明確な答えがすぐに見つかりませんでした。

私自身の怪我が、西洋医学の見立てで苦しんだ経験もあり、同じような思いの方にどうにか力になれないかと考えることは、自然の流れでもありました。

当院の腰痛施術|横浜市南区 弘明寺 ひらの接骨院・整体

さて、日本の医療費は年間40兆円を超え、2035年には年金と介護費を含めた社会保障給付金が 140 兆円を超えるという試算も発表されています。接骨院も、柔道整復療養費を使っていることから、予防できることは努めるべきであり、私たちは、自らの健康に責任を持って「予防医療・健康管理」に取り組むことを、より一層求められる時代に生きているのではないかと思います。

予防医療や健康管理の方法は、一人ひとり違います。なぜなら、一人ひとりの生活習慣も、運動歴も、そしてそもそも遺伝子(DNA)が異なっているからかもしれません。たとえ健康法を謳った本がベストセラーになっても、それは万人に通用するものではないのです。DNA を調べることで、本当にカラダに合った食事や、トレーニングの方法が見つかるかもしれない。そして最適な医療を知ることができるかもしれない。

「健康のために運動を始めたい」「病気にならないように生活習慣を改善したい」「我が子に得意なスポーツを学ばせたい」「孫と元気に遊んで暮らしたい」など明確な目的を持ち、健康で長生きを求める方は大変多いと思います。その予防の要は何か。それは自律神経の安定に関わること・正常な呼吸が維持されていること・そして精神・メンタルが健全なこと・または腸内環境の改善にあることがわかってきました。

私は、腸内の状況を調べる術はありません。専門クリニックと提携することで、ご紹介させていただくことに加え、ご自宅から検体が提出できるよう簡易キットを準備させていただきました。検査結果を元にポジティブな行動に移すことで、新しい人生を切り開けるかもしれません。

ひらの接骨院は、そんなあなたの人生を後押しする存在です。国家資格である柔道整復師が施す、東洋伝承医療や運動療法により次の行動に移すためのフィジカルサポートを行います。医療・伝承医療・運動を組み合わせ、西洋医学と東洋伝承医学が融合した、「心身の健康」のための新しいサービスを提供します。(検査等のご案内は希望される方にご案内させていただきます)

腸内フローラ検査

腸の中には約1,000種類、数にして約1,000兆個もの細菌が共生しながら生息し、腸内細菌叢を形成しています。これを多種多様な花々が咲き乱れるお花畑(【英】Flora)になぞらえて『腸内フローラ』と呼んでいます。

バランスの良い腸内フローラのはたらき

バランスの良い腸内フローラのはたらき

腸内フローラ検査の流れ

便中に含まれる腸内細菌の遺伝子(DNA)を取り出し、分析・検査することで腸内細菌のバランスを明らかにします。従来の細菌を培養する方法と比べてより正確な結果を得られるようになりました。

腸内フローラ検査の流れ

検査結果による生活改善のカウンセリングは、遺伝子・腸内フローラカウンセラーの資格を取得したスタッフが行いますが、症状のある方は医師の診察が必要なため、クリニックをご紹介させていただきます。

生菌マッチング検査

生菌「乳酸菌、およびビフィズス菌」マッチング検査では微量採血検査により、ご自身の腸内フローラのバランスを整えるのに必要な乳酸菌・ビフィズス菌を科学的に分析し導き出します。自分に合う菌を見つけ出すために、同じヨーグルトを1ヶ月単位で食べ比べて、体調の変化で感じとる方もいらっしゃると思いますが、今はこういう検査ができる時代になりました。

マイクロオーガニックサプリメントを導入
有用微生物補助食品

人は約37兆2000億個の細胞から成り立ちますが、なんとその27倍の約1000兆個の微生物を常に宿しています。最近の研究で寄生微生物が宿主であるヒトと非共生状態、アンバランスのときに各種疾患をおこすことがわかってきました。

微生物叢の共生状態、バランスをとることは薬物にはできません。
微生物の共生状態は微生物にしかできないのです。我々は微生物叢の共生状態への誘導、バランスをとる微生物叢を有用微生物と称しています。

導入するマイクロオーガニックサプリメントの特徴

  1. 自然界に存在する有用微生物を培養した安全安心、自然な製品
  2. 科学的根拠、論文を背景にした素材を採用し、エビデンスがしっかりしていること
  3. すべてを大学生命科学系の教授、准教授がさらに監修をして科学的根拠を固めていること
  4. 補助食品ながら医療機関で採用され患者様に提供されており、その効果の検証がしっかりしていること
  5. 改善内容が多岐にわたり様々な心身の不調和の改善サポートが期待できること