骨折・脱臼した際の応急処置と接骨院での対応
スポーツや日常生活の中で、怪我は避けられないものです。特に骨折や脱臼は、その重症度からすぐに正しい処置を施さなければ、後遺症や悪化のリスクが高まります。骨折や脱臼が発生した際の応急処置と、その後の接骨院での適切な対応について考えてみましょう。
【骨折・脱臼への応急処置】
骨折や脱臼が疑われる場合、まずは冷静に対応することが重要です。以下は、それぞれの状況に応じた応急処置のポイントです。
1. 骨折
– 患部を動かさないように固定する。可能であれば、近くの物を使ってサポートをし、動かないようにする。
– 出血がある場合は、清潔な布で圧迫止血する。ただし、骨が見える場合は直接触らないようにする。
– 患部を冷やす。氷や冷たい水で患部を冷やし、腫れを抑える。
ポイント:特に骨が見えてしまっているような怪我の場合、救急車を準備するか、医療機関を受診しましょう。
2. 脱臼
– 患部を安静にし、動かさないようにする。
– 痛みを軽減するために、冷やす。冷却パックや氷を使って、脱臼部を冷やすことが効果的。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
できるだけ早く整形外科か接骨院を受診することが重要です。接骨院では、専門家が的確な治療やリハビリを提供し、早期回復を促進します。
ただし、骨折や脱臼の応急処置ができない接骨院も増えておりますので、事前に電話で確認しましょう。
- 診察と検査
– 柔道整復師が、状況を評価し整復・固定等の応急処置を行います
– 捻挫や打撲と異なり、骨折や脱臼の場合は、接骨院での応急処置後、医師を受診することが法律で定められています。「この過程を得ない場合に2回目以降の施術が施せない」となっておりますので、ひらの接骨院では、整形外科をご紹介させていただきます。
2. 治療プランの立案
– 医療機関から2回目以降の施術を依頼された場合、継続した受信が可能になります。骨折専用超音波照射や固定の交換など適切な処置を施します。また医師から定期的な受診(月に1度・2週間に1度など)を支持されている場合には、医師の指示通りにひらの接骨院と並行して進めていきます。
3. リバビリとケア
– 適切なリハビリプログラムが提供されます。これにより、筋力の回復や関節の可動域の改善が促進されます。
– また、患者のケアと教育も重要です。正しい姿勢や運動の仕方、予防策などについて指導されます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【医療機関での対応】
1. 診察と検査
– 医師が、状況を評価し、必要な検査を行います。X線やMRIなどの画像診断が行われることがあります。
2. 治療プランの立案
– 検査結果や症状に基づいて、個々の患者に適した治療プランが立案されます。これには、リハビリや痛み管理、必要に応じた手術が提案されることもあります。
3. リハビリとケア
– 適切なリハビリプログラムが提供されます。これにより、筋力の回復や関節の可動域の改善が促進されます。
– また、患者のケアと教育も重要です。正しい姿勢や運動の仕方、予防策などについて指導されます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【注意点】
骨折や脱臼は、適切な応急処置と早期の専門医療の受診が重要です。接骨院では、患者に合わせた的確な治療とリハビリが提供され、早期回復につながります。怪我の発生を予防するためにも、適切な姿勢やトレーニング、安全対策を心がけることが大切です。
特に骨折・脱臼については、接骨院を初めに受診いただいてから整形外科を受診いただく必要がございますが、では「整形外科を先に受診して、その後接骨院を受信したらいい」はどうでしょうか。これは非常に難しくなります。医師からすれば、知っているならまだしも、知らない柔道整復師との連携は難しいと考えられるのも当然でしょう。「2回目以降接骨院でもいい」と言っていただけるケースは決して多くなく、また、皆無の地域もございますので、もしお困りの際は事前に電話にてご相談いただけたら幸いです。