「外傷」、私たち柔道整復師が営む接骨院という場所は、怪我の専門であることが昨今薄れてきているように思いますが(いろいろなことをしているので外傷を診れない接骨院が増えている)、怪我の治療が専門であります。残念ながらその勉強を積まない方も多いようで、外傷を診れない資格者増加中です。

私自身がゴルファーに携わるようになったのも、この「外傷」が最初でした。復帰までどのように導くかは、臨床の中で身につけてきたことと言えます。先日も肩の怪我をされて復活された患者様が、競技にも出られるようになった記事を投稿しました。
今回はまた別の女性ゴルファーの復活報告です。
この方は1年前に転倒により肩関節を痛めました。
自宅近隣の接骨院に通われたところ初診から十数万円の回数券をご案内され1回の治療で、他の整骨院に移ったと言われました。残念ながら、2軒目の整骨院では「怪我はいずれ治るかもしれないけど、ゴルフはヤメたほうがいい」と言われたと言います。
当時怪我が治るか不安でいっぱいのところとどめを刺されてしまい苦しかったそうです。
ゴルフというスポーツとしての楽しさはもちろんのこと、この患者様にとってはゴルフを通して様々な業界の方と接することができていること、そして仲間といつでも集まれること。ゴルフを通して人とのつながりを考えた際に、「ヤメる」という選択肢は勿論ありませんでした。
そんな中「ヤメた方がいい」という悲しい言葉。
ゴルフに詳しいところはないかとWEB検索した結果、うちにたどり着いたそうです。
当院に通われて3ヶ月後、練習再開にあたり細かに指導させていただきました、「打てる」自信をつけていただくのです。
自信がついたところで、ラウンドの日程を決めていただきました。
「ゴルフをヤメたほうがいい」という言葉は何だったのか….先週18ホールを問題なく完走!
次のラウンド予定も入り非常に明るく元気になられました。