野球少年が指導者に

 

接骨院(柔道整復師)の仕事の中で「楽しい」と感じられる一つに、通院してくれる子供達の成長を感じられる瞬間があります。

幼少期ならお父さんお母さんと一緒に来院されることが多いと思いますが、通院に慣れてくると一人で来院してくる小学生もけっこう多いものです。

「今日は痛かった」

「なおった!!」

「走ったらちょっと痛かった」

自分の口で報告してくれます。そしてお釣り、レシートを財布にしっかりしまって、次の予約まで取れるようになります….。

「学校のこと」「野球やサッカーなどスポーツのこと」「夢の話」など、治療中にいろんな話をしてくれるようになり成長の様子を見ることができます。

そんな接骨院の日常から、「試合結果」「部活引退」「受験報告」、そして「就職」「結婚」にいたるまで、ことあるごとに、わざわざ挨拶に来てくれると本当に嬉しいものです。

私自身これまで、通院してくれた子たちの結婚式に招待いただいたことが2回あります。本来であれば個人的なお付き合いはしない方が良いという声も聞きますが、こうしたお祝い事は特に慶んで出席させていただいています。

そして、来月には3回目の挙式参列ができそうです。

中学・高校・大学と野球をやっていた子でした。

プロ野球選手の夢もあったと思います。
歳を重ねるごとに将来が具体化していき、大学卒業後に語学留学、帰国後教職に就かれ、現在は野球部の監督にもなられました。ここまでの過程で、その都度自分の気持ちを素直に打ち明けてくれる子でしたので、夢が叶ったのかもしれません。(「子」と言っては失礼でした。)

現在では、学校の先生、野球部の監督して連絡をもらいます。

「先生夕方いますか、生徒が怪我をしたんです。」

私自身の気持ちは20代のままのつもりですが(笑)、野球少年が高校生、大学生、社会人になり、野球部の監督で生徒を紹介してくれるようになると、流石に結構歳を重ねてきたんだなぁ….と感じてしまいます。

嬉しいようですが…

そんな訳で来月の挙式が楽しみです。