問診から始めるゴルフコンディショニング

 

ゴルファー向けのスクリーニングを実施する際に評価を受けるゴルファーに対し、精神的、身体的負担がかかること、また結果が正常であっても実際は異常であったり、逆に異常であっても実際は正常であったりすることがあることを理解していただく必要があります。

我々がスクリーニング法を身に付けたからといっても、評価を行う場合は、その先の準備をしてから行うべきだと考えています。当然ながらバサッと線を引けるものではなく迷わせる危険があるからに他なりません。

自身が、ゴルファーサポートに入り込めたのは、医療の世界で培ったものを十分活かせると確信を持ったからですが、問診時に既往症をお伺いするように、ゴルファーの過去を共有しています。

先日体験コンディショニング(トレーニングやケアを含む)にみえた70代女性のお客様。

整形外科で脊椎疾患の診断を受けるものの、手術をするものではないと言われ、痛み止めだけの処方に不満を抱いたと言います。ゴルフの成長もどこかで止まり、病院・クリニック・整体院・カイロ・接骨院・パーソナルトレーニング・レッスンプロなど、知人のオススメされるところに全て通われたそうですが、「なんか違う、なんか違うのよ」….答えを出せなかったと言います。

プロは”プロを見る”という特徴的なことがありますが、プロゴルファーよりも、ゴルフ経験の長いアマチュアゴルファーの方が、”紆余曲折を経る”ことが多いように感じています。

その為には、身体評価・スクーリニングなどの客観的評価も大切ですが、その方の内側にあるお悩みを問診のようにお伺いすることも重要ではないかと考えます。