テニス肘5回シリーズ 第2回:テニス肘の治療法、どれが効果的?保存療法から最新治療まで

 

こんにちは、ひらの接骨院です。テニス肘でお困りの皆さん、治療法について知っていますか?保存療法から最新の治療法まで、さまざまな選択肢があります。今回は、テニス肘の治療法について詳しく解説します。痛みを軽減し、元気な日常生活を取り戻しましょう!

1. 保存療法

休息と活動制限
痛みを引き起こす活動を一時的に控え、肘に負担をかけないようにします。これにより、自然治癒を促進します。

アイシング
患部を冷やすことで炎症を抑え、痛みを軽減します。1回につき15〜20分程度のアイシングが効果的です。

ストレッチとエクササイズ
前腕の筋肉を伸ばすストレッチや、軽い筋力トレーニングを行います。これにより、筋肉のバランスを整え、再発を防ぎます。

2. 薬物療法

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)
痛みや炎症を軽減するための薬です。経口薬や局所用のクリーム・ジェルがあります。

ステロイド注射
強力な抗炎症作用を持つステロイドを患部に注射します。即効性がありますが、頻繁な使用は避けるべきです。

3. 物理療法

超音波療法
超音波を用いて、組織の治癒を促進し、痛みを軽減します。

電気治療
電気刺激を用いて、筋肉の収縮を促し、痛みを緩和します。

4. 先進的な治療法

体外衝撃波療法(ESWT)
衝撃波を患部に当てることで、組織の修復を促進し、痛みを軽減します。非侵襲的で効果的な治療法として注目されています。

プレートレットリッチプラズマ療法(PRP)
自分の血液を用いて血小板濃縮液を作り、患部に注入することで、組織の修復を促進します。

5. 装具療法

サポーターやエルボーバンド
患部を安定させ、筋肉や腱にかかる負担を軽減します。日常生活やスポーツ時に使用することで、痛みの軽減と予防に役立ちます。

6.徒手療法

モビライゼーション法
肘や前腕の筋肉や関節を手で丁寧に動かすことで、筋肉の緊張を和らげ、関節の動きをスムーズにします。モビライゼーション法は、体の自然治癒力を引き出し、痛みの軽減と機能回復をサポートします。

筋膜リリース
筋肉と筋膜の結合部を手技でほぐすことで、痛みの原因となる筋膜の硬直を改善します。これにより、血流が良くなり、組織の修復が促進されます。

徒手療法:モビライゼーション法とは?

接骨院では、徒手療法という手技を使った治療法を提供しています。その中でも「モビライゼーション法」は、テニス肘の治療に効果的な方法の一つです。モビライゼーション法について、わかりやすくご説明します。

モビライゼーション法の特徴

1. 筋肉と関節の調整
モビライゼーション法は、肘周りの筋肉や関節を手で丁寧に動かすことで、筋肉の緊張を和らげ、関節の動きをスムーズにする治療法です。具体的には、肘や前腕の筋肉を軽く動かしながらストレッチを行うことで、筋肉の硬さを解消し、関節の可動域を改善します。

2. 血流の改善
モビライゼーション法を行うことで、肘周りの血流が良くなり、炎症や痛みの軽減に繋がります。血流が改善されることで、組織の修復も促進され、回復が早まります。

3. 自然治癒力の向上
モビライゼーション法は、体の自然治癒力を高める効果があります。手技を使って筋肉や関節を調整することで、体が本来持っている治癒力を引き出し、痛みの軽減と機能回復をサポートします。

モビライゼーション法の具体的な施術

1. 前腕のモビライゼーション
肘の痛みの原因となる前腕の筋肉を手で優しく動かし、筋肉の緊張をほぐします。このとき、痛みを感じない範囲で動かすことが重要です。前腕を内側や外側に軽く動かすことで、筋肉の緊張が和らぎます。

2. 肘関節の動きの調整
肘関節をゆっくりと動かすことで、関節の動きを滑らかにします。関節のずれや硬さを改善し、痛みを軽減します。例えば、肘を曲げた状態から軽く動かしながら伸ばしていく動作を行います。

3. 指圧とストレッチの組み合わせ
モビライゼーション法と併せて、指圧やストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、痛みを和らげます。特に、テニス肘の原因となる筋肉を重点的にケアします。具体的には、肘の周りや前腕の筋肉を指圧しながらストレッチを行います。

 

ひらの接骨院では、患者様一人ひとりの症状や状態に合わせた最適な治療を提供しています。テニス肘でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。痛みを軽減し、元気な日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

 

友だち追加