相手の話をよく聞くこと

困った時、何かあった時に「この人に相談したい」と思う根源はなんなのか。経験や主観だけではなく、書籍等で調べていた時期があります。臨床の中で問診というものを行いますが、スポーツ選手に対しては、特に学んだ経験はなかったことから、試行錯誤した時期がありました。でも患者さんと選手を別に考えること自体がそもそも間違えていました。

新しい選手にお会いするとき、最も大事にすべきことは何か、現時点の答えはシンプルに相手の話をよく聞くこと。人の身体に対する係りだからこそ、筋・骨だけではなく心が占める割合は見えないが大きいように思う。

話をよく聞くことで、安心を抱いてくれたら本音を伺うことが出来るのではないかと思っています。プログラム的な質問術のように導き出すのではなく、自然発生的に伺うことができれば、長い付き合いが出来るものと考えているからです。

結果(成績)が全ての方もいるでしょうし、過去の実績で、平野を信頼される方もいるように感じます。しかしながら、信頼は新たに、一人の患者さん、一人の選手と積み上げていくもの。

とにかく「相手の話をよく聞くこと。」

自身の仕事であれば、手技により患者さんや選手に触れる、またはトレーニング指導を行うことがあります。トレーニング指導は身振りもあり、主に「言葉」の伝達、手技においても、白衣を着ていれば、患者さんに容易に触れられるわけでなく信頼が必須でしょう。

「この人に相談してみよう」

そう思っていただけるような医療従事者でありゴルフトレーナーであり続けるには、正直なところまだまだ修行が必要だとかんがえています。

何故なら聞いたふりを先に覚えてしまったからなんですが…(笑)