先日の練習では、ラグビーに不可欠な敏捷性や体力を鍛えるため、サーキットトレーニングを行いました。特に、コーンを使っての短い距離でのランニング、バック走、サイドステップなどを組み合わせたメニューは、試合さながらの動きや瞬発力を養うことが目的です。このトレーニングによって、選手たちの基礎体力や動きのキレがどのように変化していくのか、今後の効果が楽しみです。
ラグビーでのサーキットトレーニングの利点
多方向の敏捷性の向上:ラグビーは前後左右への方向転換が頻繁に求められるスポーツです。このサーキットトレーニングで行うラン、バック走、サイドステップの繰り返しにより、瞬時に方向転換する際のスピードとコントロールが向上します。選手は、試合中にタックルやステップワークで素早く反応し、相手をかわしたり、守備で素早く位置取りを変えたりする能力が高まります
瞬発力と反応速度の向上:ランとバック走を交互に組み合わせることで、異なる筋肉群を刺激し、瞬発力を鍛えます。特に、前に向かって全力で走った後に素早くバック走に切り替える練習は、瞬発力と反応速度の強化に役立ちます。これは、攻守が一瞬で入れ替わるラグビーの試合中に非常に有効です。
体幹とバランスの強化:連続したステップと方向転換は、体幹の安定性とバランス感覚を養う効果もあります。特にサイドステップとバック走を頻繁に組み合わせることで、体幹の強化が図れ、強力なタックルやランニングプレーに対しても安定した姿勢を保つ力が身につきます。
試合の実戦的な心肺機能向上:短い間隔での高強度なステップ練習は、持久力を試合の状況に近い形で鍛えられます。このサーキットトレーニングを繰り返し行うことで、選手は心拍数を上げた状態でも持続的にパフォーマンスを発揮する能力が身につき、試合終盤でのスタミナ切れを防ぐ助けになります