第二弾 手根管症候群とは?
手や指のしびれ、特に親指から薬指にかけてのしびれを感じたことはありませんか?それは「手根管症候群」かもしれません。軽度から中程度であれば接骨院での施術が効果的ですが、放置して悪化すると日常生活に支障をきたす可能性があります。今回は手根管症候群の症状や原因、接骨院でできる対応と、病院に行くべきケースについて詳しくお話します。
手根管症候群の症状
手根管症候群は、手首にある「手根管」という狭いトンネル内で正中神経が圧迫されることによって起こります。
主な症状
•しびれ: 親指、人差し指、中指、薬指の親指側にしびれや違和感が現れる
•痛み: 手首から指にかけての痛み(特に夜間や朝方に強い)
•筋力低下: 物をつかむ、持つ、ボタンを留めるなどの細かい動作が困難になる
•進行した場合: 親指の付け根部分がやせ細る(母指球筋の萎縮)
日常生活での影響
•ペンを持つと指が痛む
•スマートフォンの操作がつらい
•家事や仕事で手をよく使うと症状が悪化する
手根管症候群の原因
•手や手首の過度な使用: 長時間のパソコン作業やスマホ操作
•体の状態: 妊娠、出産、更年期(ホルモンバランスの変化で浮腫みが発生)
•その他: 糖尿病、甲状腺疾患、リウマチなどの全身疾患
重症度目安
手根管症候群の軽度から中程度であれば、接骨院での施術が効果を発揮します。重症度の目安がありますので参考にしてください。
目安①軽度
特徴
•主にしびれや違和感が一時的に現れる状態です。
•作業中や特定の動作後に症状が出るが、休めると改善する。
•夜間に少ししびれを感じることがある。
具体例
•スマートフォンやパソコンを長時間使用した後に指がしびれる。
•親指から薬指にかけての軽いピリピリ感。
対応
接骨院での施術や姿勢改善、手首のストレッチで改善が期待できます。
目安②中程度
特徴
•症状が頻繁に現れ、日常生活に支障を感じ始める状態。
•しびれや痛みが長時間続き、夜間に症状が強くなることが多い。
•指や手に力が入りにくくなり、細かい動作(ペンを握る、ボタンを留めるなど)に支障が出る。
具体例
•手首を曲げるとしびれが強くなる。
•長時間同じ姿勢でいると、手がしびれて動かしにくい。
•物をつかむ力が弱くなり、落としやすくなる。
対応
接骨院での筋肉調整や姿勢矯正が効果を発揮しますが、症状が強い場合は病院での診断を併用すると安心です。
目安③重度
特徴
•しびれや痛みが常に続いている状態。
•筋力低下が顕著で、親指の付け根部分(母指球筋)がやせ細る。
•症状が進行し、物をつかむ・握る動作ができなくなることがある。
具体例
•ペットボトルのキャップを開けるのが困難。
•親指を動かすのが難しくなり、手の形が変わってくる。
•夜間だけでなく日中も持続的なしびれや痛みがある。
対応
この段階では整形外科での治療が必要です。
•ステロイド注射や手術(手根管開放術)が検討されます。
•早期に適切な治療を行わないと、回復が難しくなる場合があります。
接骨院で対応可能な範囲と病院へ行くべき基準
•軽度〜中程度: 接骨院での施術とセルフケア指導で十分対応可能。特に姿勢改善や手首・肩の調整が効果的です。
•中程度後半〜重度: 症状が強く、筋力低下や持続的なしびれがある場合は、早めに病院での診察を受ける必要があります。
放置せず早めに相談を
手根管症候群は放置すると悪化しやすい疾患です。軽度のうちに対処することで、手術を避けることができます。手や指に少しでも違和感があれば、ぜひ早めにご相談ください!当院では、あなたの症状に合わせた最適な施術を提供します。
ひらの接骨院
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