ラグビーでの肩関節脱臼を防ぐには?発生原因から予防・治療法まで徹底解説!

ラグビーは激しい接触が伴うスポーツで、肩関節脱臼は比較的よく見られる怪我の一つです。この記事では、肩関節脱臼の原因、予防方法、そして治療やリハビリの流れについてわかりやすく解説します。

肩関節脱臼とは?

脱臼の種類

  1. 前方脱臼(最も一般的): 肩関節が前方に外れる
  2. 後方脱臼: 後方に押し込まれる形で外れる(稀)
  3. 反復性脱臼: 一度脱臼した後、繰り返し発生するケース

肩関節の特徴とリスク

  • 肩関節は可動域が広い分、安定性が低い構造をしている
  • ラグビーでは、タックルや転倒時の衝撃により脱臼が発生しやすい

発生シーン

  • タックル時に腕が後方に引っ張られる
  • 転倒時に手をついた際の衝撃
  • 相手選手と接触し、不自然な動きが加わる

症状

  • 肩が外れた状態で激しい痛み
  • 見た目で肩の変形がわかる場合もある
  • 腕が動かせなくなり、即座に医療機関での処置が必要

予防方法

1. 筋力強化トレーニング

  • 肩関節を支える筋肉を鍛えることが重要です
    • インナーマッスル(回旋筋腱板)のトレーニング
      • チューブを使ったエクササイズ(外旋・内旋運動)
    • ショルダープレスやラテラルレイズ
      • 三角筋を鍛え、肩周りの筋力をアップ

2. 正しいタックルフォームの習得

  • 接触プレーでは、肩や腕が無理な方向に動かないよう正しいフォームで行う
    • 腕を広げ過ぎず、肩に負担をかけないタックル姿勢を練習

3. 柔軟性の向上

  • 肩周りのストレッチを取り入れて、筋肉と関節の可動域を確保する

4. ショルダーサポーターの活用

  • 試合時に肩を保護するためにサポーターを使用する

肩関節脱臼をしてしまった場合の対処法

応急処置:動かさず安静を保つ

  • 固定: 腕を動かさないよう三角巾などで固定
  • 冷却: 炎症を抑えるために氷で患部を冷やす
  • 速やかに医療機関へ: 自力で肩を戻さないことが重要(神経や血管を傷つける恐れあり)

治療方法

  1. 整復処置: 医療機関で肩を正常な位置に整復する
  2. 画像診断: レントゲンやMRIで靭帯や関節唇の損傷を確認
  3. 場合によっては手術: 反復性脱臼や重度の損傷がある場合、手術が必要となる

リハビリの流れ

  1. 初期:固定を外した後、可動域をゆっくり回復
  2. 中期:筋力トレーニングを開始
  3. 後期:競技特化型トレーニングでスポーツ復帰を目指す

復帰までの期間と注意点

  • 軽度の場合:4~6週間程度で復帰可能
  • 手術を伴う場合:6~12か月のリハビリ期間が必要
  • 再発予防のため、完全な筋力回復とフォーム改善を重視すること

肩を守るために日常の意識を大切に!

  • ラグビーでの肩関節脱臼は予防が可能な怪我です
  • 筋力トレーニングや正しいプレー姿勢の習得、さらには試合前後のケアが重要です
  • 怪我なくラグビーを楽しむために、定期的なチェックや準備を怠らないようにしましょう!
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