スキーがある程度滑れるようになり、中級者にステップアップすると、新しい技術やコースに挑戦したくなるものです。しかし、中級者はスピードや難易度が上がる分、怪我のリスクも高まります。今回は中級者がスキーを楽しみながら安全にレベルアップするために気を付けたいポイントを解説します!

中級者に多い怪我とその原因
- 手首や指の捻挫・骨折
転倒時に手をついてしまうことで、手首や指に過度な負担がかかり、捻挫や場合によっては骨折を引き起こすことがあります。特にスピードが出ている状態での転倒では注意が必要です
- 首や頭の打撲・むち打ち
転倒や急な停止動作で、頭を地面にぶつけたり、首に過度の負荷がかかることがあります。ヘルメットを着用していない場合、打撲がより深刻な事態につながることも
- 足首の捻挫や疲労骨折
スキー板の動きに足首が対応しきれず、無理な力がかかることで捻挫や疲労骨折が起こることがあります。特に長時間滑走を続けた場合や急なターンを繰り返す際に注意が必要です
- すねや太ももの筋肉痛・筋肉損傷
中級者は足を使う機会が増え、ターンやスピードコントロールのために筋肉を酷使します。その結果、筋肉痛や筋肉繊維の微小損傷が起こりやすくなります
- 肘の打撲・過伸展
転倒時や不意の接触で肘を地面にぶつけたり、無理に腕を伸ばすことで肘を痛めることがあります
2. 中級者が気を付けるポイント
- フォームを見直す
中級者になると自己流の癖がつきやすく、それが怪我の原因になることも。プロのインストラクターにフォームを見てもらうことで、より安全で効率的な滑り方が身に付きます
- 無理なスピードを避ける
スピードが出ると爽快感がありますが、スピードを出しすぎると急なターンや障害物を避けきれず、転倒や衝突の原因になります。常にコントロール可能なスピードを保ちましょう
- 地形や雪質に注意
中級者コースは斜度や地形が変化に富んでおり、アイスバーンやコブ斜面も含まれることがあります。雪質や地形をよく確認し、無理な滑りを避けましょう
- 視野を広く保つ
周囲のスキーヤーやスノーボーダーの動き、障害物、コースの状態を確認しながら滑ることが重要です。特に混雑したコースでは、予測不能な動きをする人がいるため注意しましょう
3. 怪我を防ぐための準備と装備
- 適切なプロテクターを着用する
膝や腰を守るプロテクターや手首のサポーターは、万が一の怪我を軽減してくれます
- 装備を定期的に点検する
スキー板やビンディングが適切に調整されているか確認しましょう。不適切な調整は転倒時の怪我の原因になります
- 体力づくりを忘れない
滑る前のウォームアップや、普段からの筋力トレーニング(特に体幹と下半身)は、スキー中のバランスを保つうえで非常に重要です
4. 中級者が挑戦するときの注意点
- 新しい技術や技を練習する際は慎重に
パラレルターンやショートターン、ジャンプなどを練習するときは、安全な環境で行いましょう。最初はインストラクターや経験者のアドバイスを受けながら練習するのがおすすめです
- 上級者コースに挑む場合は慎重に
中級者が上級者コースに挑戦する際は、自分の限界をしっかり把握し、無理をしないようにしましょう
5. 怪我をしてしまったら?
怪我をした際は、すぐに滑るのを中止し、無理に動かさないようにしましょう。強い痛みや腫れがある場合は、R.I.C.E処置(安静・冷却・圧迫・挙上)を行い、早めに医療機関や接骨院で診察を受けてください。また、接骨院では保険が適用される場合もありますので、お気軽にご相談ください!
6. まとめ
中級者は滑りの幅が広がり、スキーがますます楽しくなる一方で、怪我のリスクも増える時期です。フォームの見直しや装備の点検、無理をしない滑りを心掛けることで、安全に楽しみながらスキルアップを目指しましょう!スキーを安全に楽しんで、さらなる上達を目指してください!
スキー関連のブログはこちら
久しぶりのスキーここに気を付けよう!安全に楽しむためのポイント
初心者のスキーで多い怪我とその予防法
スキー上級者が気を付けるべきポイント!さらなる高みを目指して