ふくらはぎの循環障害が引き起こす悪循環は、腰痛とも深く関係しています。今回は、その仕組みを解説しながら、腰痛の予防・改善にもつながる対策をお伝えします。
ふくらはぎの循環障害が引き起こす悪循環
ふくらはぎは 「第二の心臓」 とも呼ばれ、血液を心臓へ戻すポンプの役割を担っています。しかし、筋肉が硬くなったり、血流が悪くなると以下のような悪循環が生まれます。
1.血流の停滞 → むくみ・冷え
ふくらはぎの筋肉が硬くなると、血液やリンパの流れが悪くなり、むくみや冷えが生じます。特に デスクワークや立ち仕事 で長時間同じ姿勢が続く方は要注意です。
2.老廃物の蓄積 → 炎症・痛みの発生
血流が滞ると、疲労物質や老廃物が排出されにくくなり、筋肉が酸欠状態に。これが だるさ・重さ・痛み につながります。
3.筋肉の硬化 → 姿勢の崩れ・腰痛の誘発
ふくらはぎの筋肉が硬くなると、アキレス腱や足首の動きが悪くなり、歩行や立位のバランスが崩れます。その影響で、股関節や骨盤の動きにも悪影響を及ぼし、結果として 腰痛が引き起こされる のです。
ふくらはぎの循環障害と腰痛の関係
ふくらはぎの血流が悪くなると、下半身の動きが制限され、腰に過度な負担がかかります。特に以下のような特徴がある方は、腰痛リスクが高まります。
•足がむくみやすい人 → 下半身の血流が悪く、腰部への負担が増える
•歩くとすぐに疲れる人 → ふくらはぎの筋力低下で腰が安定しにくい
•足首が硬い人 → 歩行時に腰が揺れやすく、腰椎に負担がかかる
ふくらはぎの血流が悪いと、骨盤が後傾しやすくなり、腰の筋肉が硬直して痛みが出やすくなります。つまり、ふくらはぎの状態を改善することが 腰痛の軽減にもつながる のです。
腰痛予防にもつながる!ふくらはぎの循環改善法
① ふくらはぎのストレッチ(1分)
壁に手をつき、一歩後ろに下げた足のかかとを床につけたまま、ふくらはぎをじっくり伸ばします。
② かかと上げ運動(10回×3セット)
背筋を伸ばしながらかかとを上げ、つま先立ちになり、ゆっくり戻す。足の血流を促進。
③ 足首回し(左右10回ずつ)
座った状態で足首を大きく回し、血流を促す。
④ ふくらはぎのマッサージ(30秒)
下から上に向かって手で優しくもみほぐす。
これらを 毎日の習慣 にすることで、ふくらはぎの血流が改善され、腰痛の予防にもつながります。
まとめ
•ふくらはぎの循環が悪くなると、むくみ・冷え・老廃物の蓄積 などが起こり、最終的に 姿勢が崩れて腰痛につながる
•血流を改善することで、腰痛の予防・改善も期待できる
•簡単なストレッチや運動を日常に取り入れ、ふくらはぎの健康を保つことが大切
腰痛に悩んでいる方は、ぜひ ふくらはぎの状態もチェック してみてください!
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