カヌーで長時間パドリングをしていると、肘の外側や内側に痛み を感じることはありませんか? これは、「テニス肘(上腕骨外側上顆炎)」や「ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)」 の可能性があります。
パドルを強く握りすぎたり、特定の動作を繰り返したりすると、肘の筋肉や腱に負担がかかり、炎症を引き起こします。今回は、肘の痛みの原因と予防法を紹介します。
肘が痛くなる原因
カヌーで肘が痛くなる原因は、主に以下の3つが考えられます。
① 握力の使い方が間違っている
✅ パドルを強く握りすぎている
✅ 親指と人差し指に力が入りすぎている
パドルを強く握ると、前腕の筋肉(手首や指を動かす筋肉)が過剰に働き、肘の腱に負担がかかります。特に、手のひら側の筋肉を過度に使うとゴルフ肘(内側の痛み)、手の甲側の筋肉を使いすぎるとテニス肘(外側の痛み) につながります。
② パドル操作のクセによる負担
✅ 手首が不自然に反ったり、曲がったりしている
✅ パドルの角度が合っていない
漕ぐときに手首を無理にひねる動作 を繰り返していると、肘の筋肉にストレスがかかります。
また、パドルの角度やシャフトの太さが合っていないと、無意識のうちに余計な力が入り、痛みの原因になります。
③ 肘に負担がかかる動作を繰り返している
✅ キャッチ(パドルが水に入る瞬間)の衝撃を肘で受けている
✅ ストローク時に手首が反っている
特に、キャッチの際にパドルを強く押し込む ような動作をすると、前腕の筋肉が過剰に働き、肘への負担が増します。
肘の痛みを予防するポイント
① パドルの握り方を改善する
✅ 指全体で軽く包み込むように握る
✅ 親指と人差し指に力を入れすぎない
✅ ストローク時に手首を不自然に反らさない
意識するだけで、肘への負担を減らせます。
② 適切なパドルの設定をする
✅ シャフトの太さを手に合ったものにする
✅ グリップテープを巻いて滑りにくくする
✅ 手首を無理にひねらないフォームを意識する
③ 肘周りの筋肉をほぐす&強化する
おすすめセルフケア:「前腕ストレッチ」
🔹 やり方
1.手のひらを上に向け、肘を伸ばす
2.反対の手で指先を持ち、ゆっくり手首を反らせる(20秒キープ)
3.次に、手のひらを下に向け、手首を下方向に曲げる(20秒キープ)
4.左右2〜3回ずつ行う
🔹 ポイント
✅ 痛みが出ない範囲で行う
✅ 呼吸を止めずにゆっくり伸ばす
このストレッチで肘周りの筋肉をほぐし、パドル操作による負担を減らしましょう!
まとめ
✅ パドルを強く握りすぎない(力を分散させる)
✅ 手首の使い方を意識する(無理なひねりをなくす)
✅ 肘周りのストレッチを取り入れる(痛みの予防につながる)
肘の痛みは放っておくと悪化しやすいので、違和感を感じたら早めにケアをして、快適にパドリングを楽しみましょう!
ひらの接骨院
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