カヌー中の首・肩こり…「胸郭出口症候群」に要注意!

カヌーを漕いでいると、首や肩がこる、腕がしびれる、力が入りにくい などの症状が出ることはありませんか? これらの症状の原因として考えられるのが、「胸郭出口症候群」 です。

長時間のパドリングによって首や肩周りの筋肉が緊張すると、神経や血管が圧迫され、痛みやしびれにつながります。今回は、胸郭出口症候群の原因と、予防・対策について解説します。

胸郭出口症候群とは?

「胸郭出口」とは、首の付け根から鎖骨の下を通り、腕に向かう神経や血管が走る通路 です。

カヌーでは、肩をすくめる姿勢や、腕を高く上げた状態でパドリングする ことが多く、ここが圧迫されやすくなります。

(出典:日本整形外科学会)

症状の特徴

✅ 首・肩のこりや痛み

✅ 腕や手のしびれ・だるさ

✅ 力が入りにくい、握力低下

✅ 腕を上げると症状が悪化する

カヌーで胸郭出口症候群になりやすい原因

① 首・肩の筋肉の緊張

✅ 長時間のパドリングで斜角筋(首の筋肉)が硬くなる

✅ パドルを握るために小胸筋(胸の筋肉)が収縮し続ける

これらの筋肉が硬くなると、神経や血管が圧迫され、しびれや血流障害が起こりやすくなります。

② 血流の影響

✅ パドルを強く握りすぎると前腕が緊張し、血流が悪くなる

✅ 姿勢が悪いと鎖骨の下を通る血管が圧迫される

カヌーでは腕を使い続けるため、筋肉のポンプ作用が低下しやすく、血流が滞りやすい のも原因のひとつです。

③ 姿勢の問題

✅ 猫背や巻き肩の姿勢でパドリングしている

✅ 肩をすくめるクセがある

このような姿勢が続くと、胸郭出口が狭くなり、神経や血管の圧迫を引き起こします。

胸郭出口症候群を防ぐために気をつける姿勢

✔︎ 良い姿勢のポイント

✅ 胸を軽く開き、肩の力を抜く

✅ 肩甲骨を下げるように意識する

✅ 首を前に突き出さない(顎を軽く引く)

 

おすすめのセルフケア

「首・胸のストレッチ」

🔹 斜角筋ストレッチ(首のストレッチ)

1.背筋を伸ばして座る

2.右手を頭の左側に添え、ゆっくり右に倒す

3.30秒キープし、反対側も行う

✅ ポイント

・無理に倒しすぎず、じんわり伸ばす

・呼吸を止めずに行う

まとめ

✅ カヌー中の姿勢に気をつける(肩の力を抜く、猫背にならない)

✅ ストレッチで首・肩の筋肉をほぐす

✅ 症状が強い場合は、専門家に相談する

カヌーを楽しむためにも、日頃からのケアが大切 です!

首や肩の違和感を放置せず、早めの対策を心がけましょう。


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