カイリーアービング選手の怪我をきっかけに知る前十字靭帯断裂手術後のリハビリ。

 

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今回のブログは今後前十字靭帯断裂経験した時にどんな経過をたどると膝が回復していくのかを知るきっかけになればと思います。カイリー・アービング選手のように前十字靭帯(ACL)を断裂した場合、多くのアスリートは手術を受け、その後長期間のリハビリを経て復帰を目指します。接骨院でも術後のリハビリをサポートすることが可能で、特に筋力回復や可動域の改善、姿勢・動作の最適化を図ることが重要です。

前十字靭帯再建術後のリハビリの流れ

術後のリハビリは 4つのフェーズ に分けて進められます。

①急性期(術後0〜2週間)

目的:腫れ・痛みの管理、可動域の確保

•アイシング・圧迫 で炎症を抑える

•膝の可動域訓練(特に伸展を意識)

•大腿四頭筋の再教育(クアドセッティング、SLR)

•松葉杖歩行指導(荷重許容範囲の確認)

この段階で適切にケアをしないと「膝が伸びきらない」「筋力低下が進む」といった問題が生じやすい。

②可動域・筋力回復期(術後3〜8週間)

目的:正常な歩行の獲得と筋力の回復

•膝関節の可動域改善(90°→120°→フルレンジへ)

•荷重の移行練習(松葉杖卒業を目指す)

•筋力強化トレーニング(スクワット・ブリッジ・レッグプレスなど)

•体幹・股関節トレーニング(患側をかばわないようにする)

この時期に膝の動きを適切に獲得しないと、復帰後の動作に影響が出る。

③動作再学習期(術後2〜5ヶ月)

目的:スポーツ復帰に向けた動作の改善

•ジャンプ・着地トレーニング(動的安定性の強化)

•片脚スクワット・ランジ(患側の出力向上)

•ラダー・ステップワーク(俊敏性とコントロール向上)

•バランストレーニング(プロプリオセプションの回復)

スポーツ復帰を目指すなら、ここで「再断裂リスクを下げる動作指導」が重要。

④競技復帰期(術後6〜9ヶ月)

目的:競技特有の動作の習得と心理的克服

•スプリント・カッティング動作(トップスピードでの動作)

•対人トレーニング(試合を想定した動き)

•心理的リハビリ(再受傷への不安を軽減)

この段階では「動きのクセ」を細かくチェックし、再発予防を徹底する。

接骨院でのサポート内容

手技療法(筋緊張の調整・可動域改善)

•電気治療(筋収縮促進・疼痛緩和)

•運動指導(段階的な筋力・動作トレーニング)

•テーピング・サポート(関節の安定化)

•動作分析・再発予防トレーニング

ACL術後リハビリでは 「焦らず適切なプロセスを踏むこと」 が最も大切です。接骨院では、痛みの管理から競技復帰まで一貫してサポートできますので、ぜひご相談ください。


ひらの接骨院

232−0067  神奈川県横浜市南区弘明寺町149−8

20時まで営業・駅から3分・駐車場完備・土日祝営業・緊急的な痛みなど即日対応

電話番号 045−730−5581

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