関節弛緩性のある子どもに必要なのは「体の安定性」と「体性感覚」

成長期の子どもは関節が柔らかく、特に関節弛緩性(かんせつしかんせい)が強い子は体の安定性が低くなりがちです。関節が過度に動きやすいことで、支える筋肉や靭帯に負担がかかり、捻挫や膝・腰の痛みを引き起こすこともあります。

このような子どもに重要なのは、筋力だけでなく、体性感覚(自分の体の位置や動きを感じ取る能力)を高めることです。

関節弛緩性が引き起こすリスク

1.足元の不安定さによるケガ

 足首や膝がグラつきやすく、捻挫や膝の痛み、扁平足になりやすい。体のバランスが取りにくいため、転びやすくなることも。

2.膝や腰の負担増加

 関節がゆるいことで膝が内側に入りやすくなり、成長痛(オスグッド病)や腰痛につながる。

3.骨盤のゆがみと姿勢の崩れ

 体幹の安定性が低く、骨盤が前後に傾きやすい。これにより猫背や反り腰になり、長時間座っていると疲れやすくなる。

4.肩や肘への負担

 投球動作や腕を支える動作で、肩や肘に過剰な負担がかかり、野球肩や肘の痛みを起こしやすい。

5.運動パフォーマンスの低下

 体の位置を適切に把握できないため、走る・跳ぶ・踏ん張る動作が不安定になり、疲れやすくなる。

体性感覚を高めることが大切!

関節弛緩性がある子どもは、単に筋力を鍛えるだけでは不十分です。関節を適切にコントロールし、正しい動きを身につけるためには、体性感覚を鍛えることが重要になります。

体性感覚が向上すると…

✅ 自分の体の位置を正しく把握できる

✅ 関節の動きをコントロールしやすくなる

✅ ケガをしにくくなり、運動パフォーマンスが向上する

日常生活の中でも、裸足での歩行、バランスを取る遊び、正しい姿勢の意識などを取り入れることで、体性感覚を高めることができます。関節のゆるさが気になるお子さんは、早めに対策を始めることが大切です!


ひらの接骨院

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