ラグビーのラインアウトは、試合の流れを左右する重要なセットプレーの一つです。ジャンパーが高く持ち上げられ、ボールを確保するこのプレーでは、選手同士のコンタクトや着地の際に怪我が発生しやすくなります。特に、正しい技術や安全管理が不十分だと、深刻な怪我につながる可能性もあります。
ラインアウトで多い怪我
1.足首・膝の捻挫
- ジャンプ後の着地時にバランスを崩し、足首や膝を捻ることが多い
- 特にリフター(持ち上げる選手)が安定していない場合、ジャンパーの着地が乱れることが原因となる
2.肩の脱臼・鎖骨の骨折
- 空中で相手と接触し、転倒した際に肩を強く打つことがある
- 着地時に手をついて肩関節に強い負荷がかかることも
3.腰や背中の筋肉の損傷
- リフターが無理な姿勢でジャンパーを持ち上げた際に、腰や背中の筋肉を傷めることがある
- 繰り返しの動作による負担が蓄積し、慢性的な痛みにつながることも
4.頸椎の捻挫(むち打ち症)
- 空中でバランスを崩して落下し、首を強く打つことで発生
- 不意の衝撃により頸部の筋肉が過剰に緊張し、痛みや可動域制限が起こる
接骨院での対応
ラインアウトでの怪我は、適切な処置を行うことで早期回復が期待できます。接骨院では、以下のような施術を行います
1.炎症や腫れの管理(アイシング・電気治療)
- 怪我直後の炎症を抑えるため、アイシングや超音波治療を用いる
- 電気治療により、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善
2.関節の調整と可動域の回復
- 捻挫や脱臼後の関節の可動域を戻すため、適切なリハビリを実施
- 筋肉の柔軟性を高め、再発防止に努める
3.筋力強化と姿勢改善の指導
- 怪我の再発を防ぐため、体幹トレーニングや適切な姿勢の指導を行う
- ジャンパー・リフターともに正しいフォームを身につけることが重要
4.テーピングやサポート機器の活用
- 怪我の予防や安定化のために、適切なテーピングを施す
- 必要に応じてサポーターやインソールを活用し、負担を軽減
まとめ
ラインアウトはラグビーの醍醐味の一つですが、ジャンプやリフティングによる怪我のリスクも伴います。安全なプレーを心がけるとともに、怪我をした際は早めに適切な処置を行うことが大切です。接骨院では、炎症の管理からリハビリ、予防までトータルでサポートすることが可能です。安心してプレーを続けるためにも、怪我のケアと予防をしっかり行いましょう!