ダンスやチアダンスをしていると、レッスンの後や踊った翌日に 「足首の外側がジンジン痛む」、「内くるぶしあたりがチクチクする」という経験はありませんか?
「捻った覚えもないし、腫れてないから大丈夫かな」と放っておいてしまいがちですが、実は足首の痛みは捻挫以外にも原因がたくさんあるんです。
捻ってないのに痛い理由
足首周辺の痛みには、以下のようなものがよく見られます。
•腓骨筋腱炎・後脛骨筋腱炎(腱の使いすぎによる炎症)
•距骨下関節の不安定性(関節のズレ・不安定さ)
•筋膜(ファシア)の滑りの悪さ(足首周囲が硬くなっている)
•股関節や体幹との連動の崩れ
つまり、足首自体に問題があるというより、「動き方」のクセや姿勢、バランスの悪さが原因になっているケースが多いんです。
ダンス特有の負荷が足首にかかる理由
•つま先立ちやジャンプの着地で、足首に大きな衝撃がかかる
•ターンや方向転換時のねじれ動作で関節や筋肉に負担
•股関節や体幹が安定していないと、無理な動きを足首で補ってしまう
特にチアやジャズダンスでは、瞬発的な動きとポーズの維持が求められます。その中で 胸郭や骨盤の安定性が不十分だと、足首に過剰な力が加わるのです。
接骨院での対応例(当院の場合)
当院では、こうした「足首の痛みがなかなか良くならない」とご相談いただいた場合、
•ハイボルテージや立体動態波による電気治療で炎症や痛みの緩和
•必要に応じて包帯固定やテーピングでサポート
•根本原因を見つけるために、胸郭や股関節、体幹の動きのチェック
•再発を防ぐための安定性トレーニングや正しい体の使い方の指導
といった施術・アドバイスを行っています。
まとめ:痛みを“我慢”する前に
足首の痛みをそのままにしてしまうと、慢性的な炎症やバランスの崩れにつながり、別の場所(膝や腰)を痛めるリスクも高まります。
「足首が痛いけど、捻った覚えはない…」
「ストレッチやケアをしても痛みが残る…」
そんなときは、早めのチェックと“原因を探る”ケアをおすすめします。