夏のラグビーと筋肉のトラブル!熱中症と筋痙攣の関係

夏の試合中に“ふくらはぎがつる”理由とは?

ラグビーの試合中や練習後、特に夏場に多いのが**「筋肉のけいれん(痙攣)」です
「ふくらはぎが急につった」「ハムストリングスが動かなくなった」――このような症状は、熱中症の前兆や
体内のミネラルバランスの乱れ**からくることが多いのです

接骨院で施術をしていても、夏に増えるのがこうした“筋肉トラブル”
今回は、熱中症と筋痙攣の関係性を掘り下げながら、予防とケアのポイントをお伝えします


■ なぜ熱中症で筋肉がつるのか?

以下のような要因が重なると、筋肉は正常に働けなくなり、けいれんを引き起こします

✅ 発汗による電解質の不足

汗と一緒に体内のナトリウム・カリウム・マグネシウムなどの電解質が失われると、筋肉の収縮がうまくいかなくなり、けいれんが起こります

✅ 筋肉疲労の蓄積

連日のハードな練習・試合が続くと、筋肉の中に疲労物質が蓄積され、パフォーマンス低下だけでなく、けいれんのリスクも高まります

✅ 水分だけの補給

「水はたくさん飲んでいるのに、なぜつるの?」という声もよく聞きますが、水だけを飲んでいると、逆に体内の塩分濃度が下がってしまうことも。塩分補給もセットで考える必要があります。


■ 筋痙攣を防ぐためにできること(接骨院視点)

① 経口補水液・塩タブレットの活用

練習や試合前後には、スポーツドリンクではなく「経口補水液(OS-1など)」を活用するのが理想的です
また、携帯できる塩タブレットや梅干しも便利です

② 練習後のストレッチと冷却

筋肉が熱を持っていると痙攣のリスクが高まります。シャワー後のアイシングやストレッチで筋緊張をリセットすることが大切です。

③ 寝る前のミネラル補給

実は、**就寝中のけいれん(夜間足がつる)**も選手によく見られる症状。
寝る前にバナナやナッツ、マグネシウム入りのサプリなどを摂取するのも一つの予防法です。

④ 疲労回復のための「受け身のケア」も取り入れる

接骨院での電気療法、リリース、筋膜ケアなどは、疲労がたまりきる前に行うのがおすすめです。
「筋肉を動かす」ばかりではなく、“緩める”“休ませる”ケアもパフォーマンス維持に欠かせません。


■ まとめ:ケアを制する者が夏を制す!

夏のラグビーは、単なる根性勝負では乗り切れません
「水だけ飲めばいい」「気合いで乗り越える」という時代はもう終わりです
体の中のバランス(電解質・水分・疲労)を理解し、ケアを日常化できる選手が夏を乗り切れる選手です。

私たち接骨院では、ケアだけでなく、パフォーマンス維持のための体調管理アドバイスも行っています。
少しでも気になることがあれば、我慢せず早めにご相談ください

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