梅雨が明け、本格的な夏がやってきました。
気温が30度を超える日も増え、グラウンドに立っているだけでも体力を奪われるような暑さが続いています。
そんな中でもラグビー部の選手たちは、秋の大会や合宿に向けて、日々練習に取り組んでいます。
しかし、この時期に最も気をつけなければいけないのが**「体調管理」**です。
今日は、私たちが実際に現場で意識している「夏の練習を乗り切るための工夫」をご紹介します。
① 水分補給は「こまめに・計画的に」
喉が渇く前に飲むことが基本ですが、ただ水を飲むだけでは不十分な場合もあります。
特にラグビーのような運動量の多いスポーツでは、大量の汗でナトリウムやミネラルも失われます。
そこで私たちは、以下のような工夫をしています。
- 水と一緒にスポーツドリンクを併用
- 練習前・途中・後に塩分タブレットを活用
- 練習前後で体重の変化をチェックして脱水の有無を確認
脱水状態が続くと、集中力もパフォーマンスも大きく低下してしまいます。
② 食事と睡眠の“質”を見直す
暑さによって食欲が落ちやすい夏。
でも、食事量が落ちると回復力も筋力も低下してしまいます。
選手には、以下の点を意識してもらっています。
- 冷たくて食べやすいそうめんや冷やしうどん+卵・納豆・鶏肉でたんぱく質をしっかり摂る
- 夏野菜(トマト、きゅうり、オクラなど)でビタミン・ミネラル補給
- 就寝前のスマホを控えて睡眠時間と質を確保
疲労が抜けないまま翌日の練習を迎えると、熱中症やケガのリスクが高まるため、回復のサイクルも重要です。
③ クールダウンとリカバリーの時間をつくる
練習後は、ただ水を浴びて終わりではなく、しっかりと心拍数と体温を落とすことが大切です。
- シャワーよりもぬるめの水風呂や冷タオルで体温調整
- 股関節や太もも周辺のストレッチで下半身の疲労回復
- 接骨院での定期的なケアも取り入れています
クールダウンの時間は短くても、翌日の疲労感がまったく違います。
選手たちも「リカバリーの質」で練習の質が上がることを実感してくれています。
最後に:夏を乗り越えた先に「成長」がある
夏の練習は過酷です。
でも、この時期をどう乗り越えるかが、秋の大会、そしてその先の成長に大きく関わってきます。
選手自身の意識も大事ですが、私たちサポート側が体調の変化に気づいてあげることも大切です。
この夏も、選手が元気にグラウンドに立ち続けられるよう、現場でサポートしていきます。