どこかを痛めながらゴルフを続けられるかvol.13

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故障を抱えながらゴルフすることは一般的にはお勧めできません。
なぜなら、故障がある状態でスポーツを行うことは、症状を悪化させたり、さらなる損傷を引き起こすリスクが高まるからです。

また、故障がゴルフのパフォーマンスに悪影響を与え、楽しみや満足感を中長期的に損なう可能性があります。

頻繁に「接骨院の先生は整形外科と違い「休め」と言わないですよね」と患者さんから言われますが、「休まなくてもいいよ」というときは、総合的に考えて、可能な運動は続けるような指導をさせていただいております。「休む」=何もしないということではありません。

怪我をした場合、専門家の視点では怪我が回復することを最優先にアドバイスをすることが多いので「休め」と言われる印象を抱くのかもしれません。ただ、一言足りていない点として、それがゴルフを復活させるために最短の道であるかどうか⁉︎「いや、これは最短の道ではない」と気が付いているのは患者さんの方かもしれません。怪我の回復というのは、日常を一日も早く取り戻すことでもあり、そこにスポーツがあれば、スポーツができる日々が、その方の日常といえるのですが、そこまで考えて「休め」のアドバイスをされている専門家は少ないのかもしれません。

当院には、プロゴルファーの方も通院いただけていますが、彼ら彼女らはゴルフを仕事としているためシーズン全般を怪我により休場すること自体、よほどのことがない限り出来ません。ただし、ゴルフは連動や協働が大切なスポーツでもあるので、痛みにより都合の良い動作に変化していく可能性があるため、怪我が治った頃にスイングが崩れていたということがあります。プレーを続けながらリハを続けるにしても「痛み」というものを、できる限りコントロールすることをお勧めしています。

さて、ゴルフを続ける際に故障を抱えている場合は、次のようなことに留意することが重要です。

1. 医師や専門家の指示に従う

故障や怪我を抱えている場合は、まず医師または柔道整復師などの専門家の判断を受け、適切な治療やリハビリプログラムを受けることが重要です。指示に従い、完全な回復を目指しましょう。

2. 休息とリハビリ

故障を抱えている間は、十分な休息と適切なリハビリを行うことが重要です。怪我や故障を無理に無視してゴルフを続けることは、悪化させる原因となります。

3. テクニックの修正

故障を抱えながらゴルフをする場合、スイングやプレースタイルを修正することで、痛みや負担を軽減することができるかもしれません。ゴルフコーチなどの専門家に相談し、故障に配慮したプレー方法を見つけましょう。

4. ゴルフを楽しむ

故障を抱えながらゴルフをする場合でも、無理をせず自分の体に合ったペースでプレーし、楽しむことが重要です。故障が回復するまでの間は、痛みや負担がない程度にプレーを制限することが良いでしょう。

安全を最優先に、故障の回復を優先することを心がけましょう。