アミノ酸サプリが運動パフォーマンスを変えるかvol.121

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アミノ酸系サプリメントの摂取が運動パフォーマンスに及ぼす効果に関する研究は多岐にわたっています。特に、運動後の筋タンパク合成(MPS)や筋力、筋肥大への影響が注目されていますが、実際のところその効果を測れるのは、疲労軽減、疲労早期回復と考えていますが、少し調べてみました。

筋タンパク合成への影響

研究によると、適切な量の必須アミノ酸(EAA)を摂取することは、筋タンパク合成を最大化するのに効果的であることが示されています。特にレジスタンストレーニングを行うアスリートにおいて、EAAの摂取は重要です。具体的には、筋トレ後の初めの数時間でのウェイプロテインの摂取がMPSを効果的に促進することが確認されています(International Journal of Sport Nutrition and Exercise Metabolism)。

筋疲労の軽減

 BCAA(分岐鎖アミノ酸)の摂取は、特に耐久性のスポーツや高強度の運動後の筋肉痛を軽減する効果があるとされています。ただし、これらの効果は運動のタイプや実施された研究のプロトコルによって異なるため、一貫した結果とはなっていません。また、全体的なタンパク質摂取とのバランスを考慮することが重要です(Nutrients)。

パフォーマンス向上への効果

 一部の研究では、BCAAが運動パフォーマンスを向上させる可能性が示されていますが、全体としてのエビデンスは限定的であるため、これらのサプリメントが競技パフォーマンスに与える影響についてはまだ結論が出ていません。運動時のBCAAの摂取がパフォーマンスに与える直接的な影響よりも、筋肉痛の軽減や回復の支援に効果があるとされています(MDPI Nutrients)。

これらの研究結果を踏まえると、アミノ酸系サプリメントの効果は個々の運動状況や目的、そして他の栄養素との組み合わせ方に依存するため、サプリメントを選ぶ際にはこれらの点を考慮することが重要です。適切なサプリメントの選択と使用方法により、運動パフォーマンスの向上や筋肉の回復を効果的にサポートすることが期待できます。個人的にはリカバリーでお世話になっています。ご参考までに