【第3話】
横浜市|「股関節が詰まる感じ」でダフリが増えたあなたへ──原因は“お尻の奥の筋肉”かも?
◆「体重移動のとき、股関節が詰まるんです」
30代男性ゴルファーCさん。
スコアも安定していたのに、ここ最近ダフリが増えて困っているとの相談。
ラウンド後には右の股関節前面に詰まるような違和感があり、「力がスムーズに伝わっていない感じがする」とのこと。
一見するとスイングフォームの問題に見えるが、身体評価を進めると深層外旋六筋(とくに梨状筋)と内転筋群の過緊張が明らかだった。
◆股関節の“詰まり”は、お尻の奥の筋肉が原因
股関節はボール&ソケット型の関節で、深く折りたたむには大殿筋の柔軟性だけでなく、股関節内旋の可動域も重要。
Cさんはトップから切り返しで左への体重移動が不十分で、クラブが遅れて入り、結果的にダフっていた。
◆行ったアプローチ
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梨状筋〜深層外旋筋のストレッチ(仰臥位での膝クロス法)
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股関節の内旋可動域改善の関節モビリゼーション
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内転筋群の筋膜リリース+殿筋群の促通運動
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スイング中に必要な股関節の“たたみ込み”動作の体感ドリル
施術後には「詰まる感じがなくなって、地面を踏めるようになった」と変化を実感。
その後のラウンドではミスショットが大幅に減り、スコアも自己ベスト更新。
◆フォームではなく“身体の詰まり”が原因かも
ダフリ=フォームミス、と決めつけがちだが、身体の使い方や筋肉の柔軟性に原因があるケースは多い。
特に**「股関節の内旋制限」**は見落とされやすく、本人も気づかないうちにプレーを制限している。
「股関節が詰まる」「体重が乗らない」と感じたら、お尻の奥の硬さを疑ってみてください。
✅最後に
当院では、横浜市のゴルファーが1日でも長く「生涯ゴルフ」を楽しめるように、ストレッチ・コンディショニング・リハビリまでを一貫してサポートしています。
ゴルファー向けのストレッチ・コンディショニングは【自由診療】にて対応しております。
ご相談は
ひらの接骨院(横浜市南区弘明寺町149-8)までお気軽にどうぞ。
次回(第4話)は「胸郭の硬さが原因で“体が開いてしまう”ゴルファー」についての症例をご紹介します。