ゴルフタイプ 理論派・感覚派 vol.81

Boy studying and holding glasses leg in classroom.

プロゴルファーには、理論派と感覚派の両方が存在するとゴルファー自身がいいます。

ゴルフスイングで見たら皆が感覚派じゃないのと思いますが、それぞれプレイヤーの個性、学習スタイル、そして成功への道を形作る要素に大きく依存します。ということで全てのプロゴルファーが感覚派だというわけではないようです。

そもそもこの話は、コーチの指導言語から来ているようで「スッとあげる」「サーっとあげて」と擬音を多用するコーチと、動きは見せるものの、動作の仕組みを理論に重きを置いて指導するコーチのどちらが合うか?というところから来ているようで、その煽りから、「平野さんは、動作もみせるけど、理論も話してくれるから、バランス派だね」とプロから言っていただいたことがかなりありました。私バランス派みたいです。

 

理論派プロゴルファーとは

理論派のプロゴルファーは、技術や戦略を科学的な理解やデータに基づいて取り組む傾向があります。彼らはしばしば、スイングのメカニクス、物理学、生体力学に深い興味を持ち、自分のゲームを改善するためにこれらの知識を活用します。トレーニングや練習では、ビデオ分析、トラッキング技術、そして統計的なフィードバックを利用して、パフォーマンスを細かく分析し、改善策を見つけるタイプと言えます。

「あっそういうの俺無理だわ〜」という方は感覚派?

感覚派プロゴルファー

感覚派のプロゴルファーは、より直感的で、自分の体の感覚やコース上での直感に頼ることが多いです。彼らは、スイングの感覚、打球感、そしてプレイの流れを大切にし、それらの感覚を鍛え上げることでパフォーマンスを高めます。感覚派のゴルファーはしばしば、練習やプレイ中に「フィーリング」を重視し、技術やデータよりも自分の内なる感覚を信じて行動します。特にこうした感覚派ゴルファーとは、ジュニアからゴルフをしている選手に多いように思います。

理論派と感覚派の融合

実際にはこれ。
多くのプロゴルファーは理論と感覚の両方を融合させています。彼らは科学的なデータや理論を利用して自分のゲームを客観的に理解し、その上で自分の感覚や直感を研ぎ澄ませることで、最適なパフォーマンスを追求します。このバランスが、最高レベルでの成功には不可欠であると考えられています。外部からのデータも自分の感覚へと落とし込んでいくことができるタイプとも言えます。

結論として、プロゴルファーが全員感覚派であるわけではありません。ゴルフは非常に個性的なスポーツであり、各プレイヤーは自分自身のスタイル、強み、そして好みに基づいてアプローチを選択します。成功するためには、理論と感覚のどちらも重要な役割を果たし、多くの場合、この二つを組み合わせることで最大の効果を発揮するのではないかと見ています。