日本人選手が海外ツアーで戦うために必要なこと。vol.130

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中島啓太選手が欧州ツアー初優勝を果たしました!

4打リードの単独首位からのスタートでしたが、彼は5バーディ、4ボギー、1ダブルボギーのスコアでラウンドを終え、「73」のスコアをマークしました。それでも、通算17アンダーでの優勝。この勝利で彼はDPワールドツアーでの初タイトルを手に入れました。このような勝利は選手にとって非常に大きなものであり、中島選手にとっても特に重要な瞬間となったことでしょう。今後の彼のキャリアにおいて、さらなる成功を願っています。おめでとう!

規定変更から5年目

さて、国内女子ツアーLPGAのツアー出場規定が、LPGAプロテスト合格者に限定されてから5年が経過しました。

毎年20人程度の合格者で狭き門、またツアーへの予選会は、会員限定で2段階と少なめである。QT1次を通過できないとしてもランキングで、下部ツアーの出場権は得られる場合もあり、会員内でぐるぐる回っているようにもみえます。

今まで多くの選手に関わらせていただいた分、彼女らの戦う場が得られる環境については、ありがたい話ではあるが、一方で鎖国ばりに閉ざした世界が、今後も繁栄できるのかどうか…懸念される声も多い。

ただ、現状は試合数や賞金総額を年々伸ばしている。
これでは開国の決断にはならないのでは…。

これらの影響は、その煽りを受けた2000年前後生まれの選手たちが受けています。「制度が変われば当然」という方もいますが、選手の調子にもやはりタイミングがあり、旬なうちに合格したいと思うのは当然でしょう。

ただ、国内で年に1回のプロテストに挑戦するだけではなく、プロゴルファーとして戦える場所を、海外に向け始めるようになってきました。先日投稿した鈴木愛佳子プロの韓国ツアーの出場権獲得をはじめ、台湾ツアーに出場する日本人選手が増えているのです。

国際枠がある韓国ツアー

どうやら、韓国でプロテストを受験するためには、韓国籍や、両親のどちらかが韓国籍を持つなどの諸条件があるみたいなので、プロテストそのものについては、日本よりも開かれてはいないのかもしれない。しかしツアーへの出場権については、国際枠を設けていて、インターナショナルクゥオリファイングトーナメントメンバー(IQT会員)として、試合に挑戦することはできる。先の鈴木プロも、韓国プロテストに合格したのではなく、「ツアーメンバーの国際枠で出場権を得た」というのが正しい言い方のようです。所謂ツアーメンバーということです。

欧州ツアーで初優勝を掲げた中島啓太選手のように活躍するためには、選手に何が必要なのでしょうか。

1. 技術力

ゴルフは技術と戦術が重要なスポーツです。日本人選手が海外ゴルフツアーで成功するためには、高度なゴルフ技術を持つことが必要です。これには、正確なショット、パッティングのスキル、コース管理能力などが含まれるのは言うまでもありません。今回の男女の事情は少し違います。国内で賞金王になった中島選手が、より高いステージに挑戦されていた背景と、国内で出場権を得られない選手の海外挑戦。ただ海外ツアーへの経験が、国内にはない技術の対応を求めてくることは間違いなさそうです。

2. 体力とフィットネス

ゴルフはフィジカルなスポーツではありませんが、良好な体力とフィットネスはパフォーマンスを向上させるために重要です。日本人選手がトップレベルのゴルフで競うためには、適切なフィットネスプログラムを実践し、体力を維持する必要があります。海外で戦う、またはより高いレベルで戦っている選手ほど、トレーニングも練習同様に行いますが、そのセット数やトレーニングのタイミングにおいては、今日本で戦う選手たちには到底受け入れられないレベルです。しかしながらトレーニングは、積み重ねることが重要であり、また時間がかかるもの、即効果を感じにくい特性があるので、高いステージに上がってから体を作ろうでは到底間に合わないと言えるでしょう。

3. メンタルタフネス

ゴルフは精神的にも厳しいスポーツです。プレッシャーに耐え、困難な状況で冷静さを保つ能力が重要です。日本人選手が海外ゴルフツアーで成功するためには、メンタルタフネスを養うことが不可欠でしょう。住み慣れた日本ではない異国での転戦は、様々な面で国内事情と異なるでしょう。しかしながら、食事・荷物の輸送・宿泊・移動・コース環境・天候などイレギュラーな経験がゴルフそのものにも生かされるかもしれません。

4. 戦略と経験

ゴルフは戦略と経験のスポーツでもあります。コースの特性や条件を理解し、適切なクラブやショットを選択する能力が求められます。日本人選手が海外ゴルフツアーで競うためには、コースに関する知識や豊富な競技経験が必要でしょう。

5. コミュニケーション能力

ゴルフは個人競技ですが、チームとしてのサポートやコーチングは重要です。日本人選手が海外ゴルフツアーで成功するためには、チームメンバーやコーチとの良好なコミュニケーション能力が必要となるかもしれません。

以上の要因を考慮すると、日本人選手が海外ゴルフツアーで競うためには、技術力、体力とフィットネス、メンタルタフネス、戦略と経験、そしてコミュニケーション能力の向上が重要でしょう。

韓国女子下部ツアー(DREAM TOUR)は4月8日に開幕します。