ゴルフと腱板損傷vol.57

肩の後面が痛い


ゴルフは肩関節に負担をかけるスポーツの一つであり、肩関節腱板の損傷が起こる可能性があります。肩関節腱板は、肩関節を安定させるための重要な組織であり、ゴルフのスイングの際に反復的な動作や過度のストレスがかかることで、微細損傷から完全断裂する損傷を起こすことがあります。

ゴルフにおける肩関節腱板損傷の一般的な原因

1. 過度なストレスや繰り返しの動作:ゴルフのスイングは肩に負担がかかる動作であり、練習やプレー中に繰り返し行うことで肩関節腱板に負担がかかり、損傷を引き起こす可能性があります。

2. 不適切なフォームやテクニック:正しいフォームやテクニックがない場合、肩に不必要なストレスがかかり、肩関節腱板の損傷を引き起こす可能性があります。

3. 負傷の歴史:以前の肩の負傷や手術がある場合、それが再度の損傷を引き起こす可能性があります。

4. 肩関節回旋柔軟性や肩甲骨不安定性による炎症や損傷。

肩関節腱板の損傷の症状には、運動時の肩の痛み、不快感、肩の可動域の制限などがあります。軽度の場合は安静や物理療法で改善されることもありますが、重度の場合は手術が必要な場合もあります。

ゴルフをする際には、正しいフォームやテクニックを習得し、適切なウォームアップやストレッチを行うことが重要です。また、肩の負担を減らすために、適度な強度トレーニングや柔軟性の向上を目指すことも重要です。そして、肩の痛みや不快感がある場合には、早めに医師や理学療法士に相談することが大切です。

大切なこと

ここで大切なことは、先ず90/90テスト(関連コラムははこちら)を行い自身の肩関節の状態を把握します。次に医療機関や接骨院の受診。
整体院やストレッチ専門店では、適した資格を保有していない可能性もありますのでご注意ください。

特にバックスイング時であれば右肩関節外旋可動域を見る、フォロースイングであれば左肩関節外旋可動域に何らかの問題があるでしょう。
気になる方はコラム「90/90テスト」をご一読ください