ゴルファーと手の関係性vol.148

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ゴルフは、クラブと手との相互作用によって成り立つ、繊細なバランスのスポーツです。

手首や肘が痛い、または肩や首、背中が痛いと言われる患者様を診る際に、手のひらから診ていことが日常でありますが、それほど手とは、感覚が研ぎ澄まされた場所であり、手の異常が、上肢を介しさまざまな動きに影響すると言われています。

握りが強いと上半身が回らない

手の疲れや緊張が、素晴らしいスイングを阻む障害ともなります。ゴルファーにとって、手はクラブとの唯一の接点であり、クラブを制御し、ボールに力を伝える重要な役割を果たします。したがって、手が疲れてしまうと、スイングにおいて正確さや力強さが欠けてしまうかもしれません。強い握り・弱い握りで上半身の回転に差が出ることを試してみてください。

手の疲れは、ゴルフのプレー中に現れる最も一般的な問題の一つです。
長時間の練習やラウンド中、特に不適切なグリップや過剰な力の使用によって、手や手首に疲労が蓄積されてしまいます。この状態では、正確なショットや力強いスイングを実現するのは困難かもしれません。

手がほぐれているとスイングがスムーズに

手の疲れを軽減するためには、いくつかのアプローチがあります。まず、正しいグリップの習得が重要です。適切なグリップは、クラブをしっかりと保持し、手の負担を軽減する役割を果たします。また、スイング中の余分な力を抑えることも大切です。過剰な力を入れることで手の疲労が増すだけでなく、スイングの流れも妨げられます。

さらに、プレー前や練習中に手や手首のストレッチを行うことも効果的です。柔軟性を保ち、筋肉の疲労を軽減することで、スイングのパフォーマンスを向上させることができます。

手の疲れは、ゴルフプレーの醍醐味を台無しにする可能性があります。したがって、適切なケアや練習を通じて、手とクラブの関係を最適化し、疲労を最小限に抑えることが重要です。そうすることで、より快適なプレーが可能となり、優れたスイングを実現できるでしょう。

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具体的な方法を無音でご紹介。
長い時間クラブを握っていることで指が伸びなくなっている人も多い。先ずは指を伸ばしましょう。そして手のひらのも母指丘・小指丘を指の骨に沿ってほぐします。ここで大切なのは筋肉だけでなく、自分の骨を感じること。そして手の甲側で、親指と人差し指の間V字ラインをほぐしていきます。ここでも親指と人差し指の骨を探ってみてください。